F1 2026 プレシーズンテスト

F1 2025 第11戦『オーストリアGP』を徹底解説

シトヒ

2025年のF1世界選手権は、75周年という記念すべきシーズンです。その中でも、シュタイアーマルクの美しい山々に抱かれたレッドブル・リンクで開催されるオーストリアGPは、毎年多くのドラマを生み出す特別な一戦です。

私が考えるこのグランプリの最大の魅力は、超高速でありながら高低差が激しい、他に類を見ないユニークなコースレイアウトにあります。2025年はドライバーラインナップも大きく変動し、新たなライバル関係がこの伝統の舞台で火花を散らすことでしょう。

この記事では、F1 2025年オーストリアGPの全てを徹底的に解説します。

F1 2025 オーストリアGPの概要

2025年のF1カレンダー第11戦として開催されるオーストリアGPは、チャンピオンシップの中盤戦を占う重要な一戦です。正式名称は「FORMULA 1 MSC CRUISES AUSTRIAN GRAND PRIX 2025」で、6月27日から29日にかけて開催されます。

スプリント形式ではなく、伝統的なフォーマットで行われるため、各チームはマシンセットアップをじっくりと煮詰めることができます。特にこのサーキット特有の課題に対応するため、フリー走行でのデータ収集が勝敗を大きく左右します。

タイムテーブルとプログラム

オーストリアGPは、日本のファンにとって比較的視聴しやすい時間帯に開催されます。熱戦を見逃さないよう、スケジュールを確認しておきましょう。

2025年6月27日(金)

  • FP1(フリー走行1)
    • 19:30 (日本時間)
    • 12:30 (現地時間)
  • FP2(フリー走行2)
    • 23:30 (日本時間)
    • 16:30 (現地時間)

2025年6月28日(土)

  • FP3(フリー走行3)
    • 19:00 (日本時間)
    • 12:00 (現地時間)
  • 予選
    • 23:00 (日本時間)
    • 16:00 (現地時間)

2025年6月29日(日)

  • 決勝
    • 22:00 (日本時間)
    • 15:00 (現地時間)

サーキット|レッドブル・リンク

レッドブル・リンクの最大の挑戦は、その見た目のシンプルさの裏に隠された技術的な難易度の高さです。特に標高約700mという高地が、マシン性能に大きな影響を与えます。

レッドブル・リンクは、全長4,318メートルの高速コースで、エンジンパワーやダウンフォースの効率が求められるトラックです。

このサーキットは、アップダウンが激しく、特にターン1やターン3などの高速コーナーでは、ドライバーの技術とマシンの性能が試されます。

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参戦チームとドライバー

2025年シーズンは、ドライバー市場が大きく動きました。この新しい力関係が、オーストリアの地でどのように現れるのかが大きな注目点です。

私が特に注目しているのは、フェラーリに移籍したルイス・ハミルトンと、レッドブルへ昇格した角田裕毅です。歴史あるチームで新たな挑戦を始めるハミルトンと、絶対王者のチームメイトという大役を担う角田がどのような走りを見せるのか、期待が高まります。

チームドライバー
オラクル・レッドブル・レーシングマックス・フェルスタッペン
アイザック・ハジャー
スクーデリア・フェラーリシャルル・ルクレール
ルイス・ハミルトン
メルセデスAMGペトロナス・F1ジョージ・ラッセル
アンドレア・キミ・アントネッリ
マクラーレン・F1ランド・ノリス
オスカー・ピアストリ
BWT ・アルピーヌ・F1ピエール・ガスリー
ジャック・ドゥーハン
Visa Cash App RB F1リアム・ローソン
アービッド・リンドブラッド
アストンマーティン・アラムコ・F1フェルナンド・アロンソ
ランス・ストロール
アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングアレクサンダー・アルボン
カルロス・サインツJr.
アウディ・レボリュート・F1ニコ・ヒュルケンベルグ
ガブリエル・ボルトレート
マネーグラム・ハース・F1エステバン・オコン
オリバー・ベアマン
アウディ・レボリュート・F1セルジオ・ペレス
バルテリ・ボッタス

オーストリアGPのタイヤコンパウンド

2025年のオーストリアGPで使用されるタイヤコンパウンドは、C3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)の3種類が予定されています。

これらのコンパウンドは、レッドブル・リンクの特性に合わせて選ばれており、チームの戦略に大きな影響を与える要素となります。

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F1 オーストリアGPの歴史

オーストリアGPは、その開催地と名前を変えながら、数々の名勝負とドラマを生み出してきました。その豊かな歴史が、グランプリに特別な深みを与えています。

初期のオーストリアGP

F1世界選手権としての最初のオーストリアGPは、1964年にツェルトベクの飛行場サーキットで開催されました。このレースは一度きりの開催でしたが、オーストリアにおけるF1の歴史の幕開けとなりました。

優勝したのはフェラーリのロレンツォ・バンディーニで、彼にとってF1キャリアで唯一の勝利でした。

エステルライヒリンク時代

1970年から、舞台は超高速サーキットとして知られるエステルライヒリンクに移りました。ここはドライバーたちから愛される一方で、安全性の低さから非常に危険なコースでもありました。

1984年には、オーストリアの英雄ニキ・ラウダが母国で念願の初優勝を飾ります。これは、オーストリア人ドライバーによる唯一の母国グランプリ制覇という快挙です。

A1リンク時代

安全性の問題からカレンダーを外れた後、コースはヘルマン・ティルケによって改修され、1997年に「A1リンク」として復活しました。コースレイアウトはよりタイトになり、安全性も向上しました。

この時代で最も記憶に残るのは、2002年のチームオーダー事件でしょう。フェラーリのルーベンス・バリチェロが、チームの指示でミハエル・シューマッハに勝利を譲ったこの一件は、大きな論争を巻き起こしました。

レッドブル・リンク時代

レッドブル社による買収と再改修を経て、サーキットは2014年に「レッドブル・リンク」としてF1カレンダーに復帰しました。現代のレイアウトはA1リンク時代を踏襲しつつ、最新の設備を誇ります。

復帰後はメルセデスが強さを見せましたが、近年はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが「リングの王」として君臨しています。ホンダパワーユニットにとって記念すべきF1復帰後初優勝の地も、ここオーストリアでした。

歴代優勝者

オーストリアGPは数々のチャンピオンたちが勝利を刻んできた舞台です。以下に、F1世界選手権として開催されたレースの歴代優勝者をまとめました。

開催年優勝者チーム
2024ジョージ・ラッセルメルセデス
2023マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダRBPT
2022シャルル・ルクレールフェラーリ
2021マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ
2020バルテリ・ボッタスメルセデス
2019マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ
2018マックス・フェルスタッペンレッドブル・タグ・ホイヤー
2017バルテリ・ボッタスメルセデス
2016ルイス・ハミルトンメルセデス
2015ニコ・ロズベルグメルセデス
2014ニコ・ロズベルグメルセデス
2003ミハエル・シューマッハフェラーリ
2002ミハエル・シューマッハフェラーリ
2001デビッド・クルサードマクラーレン・メルセデス
2000ミカ・ハッキネンマクラーレン・メルセデス
1999エディ・アーバインフェラーリ
1998ミカ・ハッキネンマクラーレン・メルセデス
1997ジャック・ヴィルヌーヴウィリアムズ・ルノー
1987ナイジェル・マンセルウィリアムズ・ホンダ
1986アラン・プロストマクラーレン・TAG
1985アラン・プロストマクラーレン・TAG
1984ニキ・ラウダマクラーレン・TAG
1983アラン・プロストルノー
1982エリオ・デ・アンジェリスロータス・フォード
1981ジャック・ラフィットリジェ・マトラ
1980ジャン=ピエール・ジャブイーユルノー
1979アラン・ジョーンズウィリアムズ・フォード
1978ロニー・ピーターソンロータス・フォード
1977アラン・ジョーンズシャドウ・フォード
1976ジョン・ワトソンペンスキー・フォード
1975ヴィットリオ・ブランビラマーチ・フォード
1974カルロス・ロイテマンブラバム・フォード
1973ロニー・ピーターソンロータス・フォード
1972エマーソン・フィッティパルディロータス・フォード
1971ジョー・シフェールBRM
1970ジャッキー・イクスフェラーリ
1964ロレンツォ・バンディーニフェラーリ

F1 オーストリアGPの観戦ガイド

オーストリアGPを現地で観戦する方、テレビやネットで観戦する方向けに、観戦ガイドをご紹介します。

現地観戦

アクセス方法

  • 車でのアクセス: ウィーンからは約2時間、ザルツブルクからは約1時間30分の距離にレッドブルリンクは位置しています。サーキットへの道路は整備されており、駐車場も充実しています。
  • 公共交通機関: 最寄りの駅はKnittelfeld駅で、サーキットまでタクシーやシャトルバスが運行しています。

観戦のポイント

  1. 耳栓の持参: F1のエンジン音は非常に大きいため、耳栓は必須です。
  2. 日差し対策: 帽子やサングラス、日焼け止めなどの対策をしておくと快適に観戦できます。
  3. 移動の計画: サーキットは広いため、事前に移動ルートや観戦するエリアを計画しておくと良いでしょう。

テレビ・インターネット観戦

2026年からは、日本国内でのF1放送・配信体制が大きく変わります。長年親しまれたDAZNでの配信が終了し、フジテレビ(FODおよびフジテレビNEXT)が独占的な放映権を持ちます。

動画配信サービス「FOD」では、新たに「F1 TV Pro」の機能が統合されたプランが登場します。詳しい視聴方法は次の記事を参照してください。

F1 2026の視聴方法はこちら
【F1 2026】おすすめの視聴方法は?無料で見る手順も解説!
【F1 2026】おすすめの視聴方法は?無料で見る手順も解説!

まとめ

F1 2025年オーストリアGPは、75周年の節目を迎えるシーズンの中でも、特に見逃せない一戦です。高地という特殊な環境がもたらす技術的な挑戦、そして大きく入れ替わったドライバーたちが繰り広げる新たな人間ドラマが、この美しいサーキットで交差します。

マックス・フェルスタッペンが引き続き強さを見せるのか、それともフェラーリのルイス・ハミルトンが待ったをかけるのか。はたまた、メルセデスの若き才能や、トップチームのシートを得た角田裕毅が世界を驚かせるのか。予測不能な展開が待ち受けるシュタイアーマルクの丘の戦いに、ぜひ注目してください。

著者情報
シトヒ
シトヒ
ブロガー

在宅勤務の会社員
趣味・得意分野
⇨スポーツ観戦:F1、サッカー、野球
⇨テック分野が好物:AI、スマホ、通信

姉妹サイト:MotoGPマニア

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