F1 2025 第20戦『メキシコGP』を徹底解説!高地サーキットの攻略法と勝敗の行方
F1(フォーミュラ1)は高度なテクノロジーとドライバーのスキルが試される究極のモータースポーツです。
その中で、特に注目されるのがメキシコGP、正式にはF1 メキシコ グランプリです。このレースは、エルマノス・ロドリゲス・サーキットという特異な環境で行われ、多くのドラマと興奮を提供します。
本記事では、このメキシコGPがなぜ他のF1レースと一線を画するのか、その歴史や特色、さらには戦略的な要点まで詳しく解説します。
興味を持たれた方は、ぜひ最後までお読みください。
F1 メキシコGPの概要

2025年のF1メキシコGPは、FIA フォーミュラ1 世界選手権シリーズの第20戦として、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで決勝レースが行われます。
2025|メキシコGPのスケジュール
メキシコGPのスケジュールは以下のとおりです。
2025年10月24日(金)
- FP1(フリー走行1)
- 27:30 (日本時間)
- 12:30 (現地時間)
- FP2(フリー走行2)
- 31:00 (日本時間)
- 16:00 (現地時間)
2025年10月25日(土)
- FP3(フリー走行3)
- 26:30 (日本時間)
- 11:30 (現地時間)
- 予選
- 30:00 (日本時間)
- 15:00 (現地時間)
2025年10月26日(日)
- 決勝
- 29:00 (日本時間)
- 14:00 (現地時間)
エルマノス・ロドリゲス・サーキットの特徴

エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、標高が高く、エンジンの冷却が困難なため、チームにとって技術的な挑戦が多いサーキットです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | メキシコ・メキシコシティ |
| 設立年 | 1959年11月20日 |
| 全長 / コーナー数 | 4.304 km / 17コーナー |
| 最高速度 | 360~370km/h |
| エンジン負荷 | 低い空気密度の影響でエンジンの性能が低下する可能性あり |
| ブレーキ負荷 | (情報なし) |
| ウェット確率 | (情報なし) |
| 公式ウェブサイト | サーキット公式サイト(スペイン語) |

参戦チームとドライバー
2025年のメキシコGPには、F1のトップチームとドライバーが集結します。
レッドブル、フェラーリ、メルセデスなどのチームが競り合い、華々しいレースを繰り広げることが予想されます。
| チーム | ドライバー |
|---|---|
| オラクル・レッドブル・レーシング | マックス・フェルスタッペン アイザック・ハジャー |
| スクーデリア・フェラーリ | シャルル・ルクレール ルイス・ハミルトン |
| メルセデスAMGペトロナス・F1 | ジョージ・ラッセル アンドレア・キミ・アントネッリ |
| マクラーレン・F1 | ランド・ノリス オスカー・ピアストリ |
| BWT ・アルピーヌ・F1 | ピエール・ガスリー ジャック・ドゥーハン |
| Visa Cash App RB F1 | リアム・ローソン アービッド・リンドブラッド |
| アストンマーティン・アラムコ・F1 | フェルナンド・アロンソ ランス・ストロール |
| アトラシアン・ウィリアムズ・レーシング | アレクサンダー・アルボン カルロス・サインツJr. |
| アウディ・レボリュート・F1 | ニコ・ヒュルケンベルグ ガブリエル・ボルトレート |
| マネーグラム・ハース・F1 | エステバン・オコン オリバー・ベアマン |
| アウディ・レボリュート・F1 | セルジオ・ペレス バルテリ・ボッタス |
メキシコGPのタイヤコンパウンド
メキシコGPで使用されるタイヤコンパウンドは、もっとも柔らかい硬さのC3、C4、C5のコンパウンドから選択されます。
それぞれのコンパウンドは耐久性とグリップ性能が異なり、タイヤの選択が各チームの戦略がレースの展開を左右します。

エルマノス・ロドリゲス・サーキットの歴史

エルマノス・ロドリゲス・サーキットの誕生やF1メキシコGPでの名勝負、さらには近年のF1復活と歴史的瞬間で溢れています。
この章では、その歴史をより詳しく探っていきます。
ロドリゲス兄弟とサーキットの誕生
エルマノス・ロドリゲス・サーキットの歴史は、1959年にその幕を開けました。
このサーキットの名前は、メキシコを代表する伝説的レーサーであるロドリゲス兄弟、ペドロ・ロドリゲス(Pedro Rodríguez)とリカルド・ロドリゲス(Ricardo Rodríguez)に由来します。
リカルド・ロドリゲスの悲劇
ロドリゲス兄弟のうち、リカルドは若干20歳でF1にデビューした才能あるドライバーでしたが、1962年のメキシコGP予選中に命を落としてしまいます。
リカルドは、イタリアの名門チームであるフェラーリの最年少ドライバーとして期待されていましたが、彼の死はメキシコ国内だけでなく、世界中のモータースポーツファンに衝撃を与えました。
ペドロ・ロドリゲスの活躍と栄光
兄のペドロ・ロドリゲスは、弟の死後もモータースポーツの世界で輝かしい成績を収めました。
彼はF1をはじめ、耐久レースでも大きな成功を収め、メキシコのモータースポーツシーンにおける象徴的存在となりました。しかし、1971年には彼もまたレース中の事故で亡くなり、悲劇的な結末を迎えます。
この2人の功績を讃え、サーキットは「エルマノス・ロドリゲス(ロドリゲス兄弟)」と命名されました。
F1メキシコGPの歴史とホンダの初勝利
エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、1963年からF1メキシコGPを定期的に開催するようになりました。
特に1965年のレースは、メキシコのモータースポーツ史において重要な瞬間となりました。この年、ホンダがF1で初勝利を挙げたのです。
ホンダのRA272は、アメリカ人ドライバーのリッチー・ギンサー(Richie Ginther)の操縦で見事な勝利を飾りました。
ホンダとグッドイヤーの記念すべき瞬間
この勝利は、ホンダにとっての初勝利であるだけでなく、タイヤメーカーであるグッドイヤーにとっても初のF1勝利でした。
これにより、メキシコGPはF1史における重要なマイルストーンとなり、エルマノス・ロドリゲス・サーキットの名声をさらに高めました。
1980年代の復活とアラン・プロストの偉業
1970年を最後に、一度F1メキシコGPは中断されましたが、1986年に再びF1カレンダーに復帰しました。
この時期には、アラン・プロスト(Alain Prost)やナイジェル・マンセル(Nigel Mansell)など、伝説的なドライバーたちがエルマノス・ロドリゲス・サーキットで名勝負を繰り広げました。
特に1990年のレースは、マンセルの「Peraltada」コーナーでのオーバーテイクがファンの記憶に鮮明に残っています。
長い休止期間とサーキットの再生
1992年を最後に、サーキットはF1のカレンダーから外れ、長い休止期間に入りました。メキシコGPが再び開催されるのは2015年のことです。
この復活に際し、エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、モータースポーツ界の名手であるヘルマン・ティルケ(Hermann Tilke)の監修のもと、大規模な改修が行われました。
スタジアムセクションの追加
この改修により、特に注目を集めたのは、サーキット内にスタジアムセクションが設けられたことです。
元々は野球場として使用されていたエリアを利用し、観客がコースを至近距離で観戦できるエリアが作られました。
このスタジアムセクションは、F1ファンの熱狂的な応援を受けられるポイントとなり、メキシコGPを一層魅力的なものにしています。
改修後の成功と人気の高まり
改修されたエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、F1メキシコGPの復活後すぐに大成功を収めました。
毎年、サーキットには熱狂的な観客が詰めかけ、世界中からも多くの注目を集めるようになりました。
高地ならではの挑戦と技術的特性
エルマノス・ロドリゲス・サーキットが他のサーキットと一線を画す大きな理由の一つに、その標高があります。
このサーキットは、海抜約2,300メートルに位置しており、これはF1カレンダーにおいて最も高地にあるサーキットです。
高地の影響とエンジンの課題
標高が高いことによる最大の課題は、空気が薄いことです。これによりエンジンに取り込まれる酸素の量が減り、エンジンの出力が低下するリスクが伴います。
さらに、空気の密度が低いため、ダウンフォースの効果も減少します。これは車両の安定性に影響を与えるため、ドライバーにとっては一層の集中力と技術が求められます。
チームの対応とセッティング
このような厳しい条件下でのレースでは、各チームが特別なセッティングを施す必要があります。
エンジンマッピングの調整や空力パッケージの最適化が重要となり、テクニカルスタッフの知識と経験がレース結果を大きく左右します。
レッドブル・レーシングと近年の輝かしい記録
近年のエルマノス・ロドリゲス・サーキットにおけるレースでは、レッドブル・レーシングが特に注目されています。
チームのエースドライバーであるマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、ここでのレースで素晴らしい成績を残しており、特に2017年、2018年、2021年の勝利が印象的です。
マックス・フェルスタッペンの支配力
フェルスタッペンは、エルマノス・ロドリゲス・サーキットでのパフォーマンスが特に優れており、彼の大胆なオーバーテイクや冷静なレース運びは、多くのF1ファンを魅了しています。
このサーキットでの彼の成功は、レッドブル・レーシングの強さを示すだけでなく、チームとドライバーの完璧な連携がもたらす成果でもあります。
メキシコGPと地元ファンの熱狂
メキシコGPは、地元の熱狂的なファンがレースを盛り上げることで有名です。特にスタジアムセクションでは、レース中に大歓声が響き渡り、そのエネルギーがドライバーに伝わるといわれています。
これもエルマノス・ロドリゲス・サーキットが他のF1サーキットと異なる魅力の一つです。
F1 メキシコGPの観戦ガイド

メキシコGPをエルマノス・ロドリゲス・サーキットで観戦する方、テレビやネットで観戦する方向けに、観戦ガイドをご紹介します。
現地観戦
会場へのアクセス
- 空港からのアクセス: メキシコシティ国際空港から車で約30分。
- 公共交通: 最寄りの地下鉄駅は「Ciudad Deportiva」で、そこから徒歩で会場に向かえます。
テレビ・インターネット観戦
F1はテレビやインターネットでの観戦も可能です。
テレビやインターネットでの観戦も、多くのファンにとって魅力的な選択肢です。実際に現地に行けない場合でも、レースの臨場感を味わうことができます。
詳しい視聴方法は次の記事を参照してください。

まとめ|エルマノス・ロドリゲス・サーキットの魅力を体感しよう

エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、F1の歴史の中で数々の名勝負を生み出し、その存在感を確立してきました。
過去の栄光に加え、近年の再興によって、サーキットは再び世界のモータースポーツシーンの中心に位置しています。
F1メキシコGPは、今後もサーキットの魅力をさらに高め、新しい世代のドライバーたちが歴史に名を刻む機会を提供していくでしょう。
