F1 2025 アブダビGPは 12/5-7

F1 2025 第14戦『ハンガリーGP』を徹底解説

シトヒ

F1カレンダーの中でも特に異彩を放つ一戦、それがハンガリーGPです。

私が長年このスポーツを追いかけてきた中で、ハンガロリンクほどドライバーの真価が問われるサーキットはないと断言します。高速サーキットのようなエンジンパワーの差が出にくく、まるでカートコースのようにタイトでツイスティなレイアウトは、「壁のないモナコ」とも呼ばれています。

ここではマシンの性能差が埋まり、純粋なドライビングスキルとチームの戦略が勝敗を分けるのです。2025年シーズンも夏の中盤戦、チャンピオンシップの行方を占う上で極めて重要なこのグランプリの見どころ、歴史、観戦方法まで徹底的に解説します。

F1 ハンガリーGPの概要

2025年シーズンの第14戦としてカレンダーに組み込まれたハンガリーGPは、真夏のヨーロッパで迎える重要な一戦です。チャンピオンシップの趨勢が見え始めるこの時期のレースは、タイトル争いにおいて一戦も落とせない緊張感に包まれます。

タイムテーブルとプログラム

ハンガリーGPのスケジュールは以下のとおりです。

2025年8月1日(金)

  • FP1(フリー走行1)
    • 20:30 (日本時間)
    • 13:30 (現地時間)
  • FP2(フリー走行2)
    • 24:00 (日本時間)
    • 17:00 (現地時間)

2025年8月2日(土)

  • FP3(フリー走行3)
    • 19:30 (日本時間)
    • 12:30 (現地時間)
  • 予選
    • 23:00 (日本時間)
    • 16:00 (現地時間)

2025年8月3日(日)

  • 決勝
    • 22:00 (日本時間)
    • 15:00 (現地時間)

サーキット|ハンガロリンク

ハンガロリンクは、F1サーキットの中でも屈指のテクニカルコースです。全長は4.381kmと比較的コンパクトで、低速から中速のコーナーが連続するレイアウトが特徴です。

ストレートが短く、コーナーが絶え間なく続くため、エンジンパワーよりもシャシーのバランスと空力性能が重視されます。ドライバーには精密なマシンコントロールと、タイヤを労わる繊細なドライビングが求められます。

項目詳細
全長4.381 km
コーナー数14
レース周回数70周
特徴オーバーテイクが困難、高いダウンフォースが要求される

参戦チームとドライバー

2025年シーズンも10チーム20名のドライバーによって覇権が争われます。ベテランから若手まで、才能豊かなドライバーたちがこの難コースに挑みます。

チームドライバー
オラクル・レッドブル・レーシングマックス・フェルスタッペン
アイザック・ハジャー
スクーデリア・フェラーリシャルル・ルクレール
ルイス・ハミルトン
メルセデスAMGペトロナス・F1ジョージ・ラッセル
アンドレア・キミ・アントネッリ
マクラーレン・F1ランド・ノリス
オスカー・ピアストリ
BWT ・アルピーヌ・F1ピエール・ガスリー
ジャック・ドゥーハン
Visa Cash App RB F1リアム・ローソン
アービッド・リンドブラッド
アストンマーティン・アラムコ・F1フェルナンド・アロンソ
ランス・ストロール
アトラシアン・ウィリアムズ・レーシングアレクサンダー・アルボン
カルロス・サインツJr.
アウディ・レボリュート・F1ニコ・ヒュルケンベルグ
ガブリエル・ボルトレート
マネーグラム・ハース・F1エステバン・オコン
オリバー・ベアマン
アウディ・レボリュート・F1セルジオ・ペレス
バルテリ・ボッタス

ハンガリーGPのみどころ

このグランプリの最大のみどころは、純粋な速さだけでは勝てないという点にあります。オーバーテイクが難しいため、予選でのグリッドポジションが極めて重要です。

加えて、ピット戦略がレース結果を大きく左右します。アンダーカットやオーバーカットを狙うタイミング、そしてタイヤコンパウンドの選択が、チェッカーフラッグを受ける瞬間まで勝敗の行方を分からなくさせます。過去には予想外の天候変化がレースを大混乱させ、波乱の展開を生み出したことも数多くありました。

ハンガリーGPのタイヤコンパウンド(未定)

2025年のハンガリーGPで使用されるタイヤコンパウンドは、C3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)の3種類が予定されています。

これらのコンパウンドは、ハンガロリンクの特性に合わせて選ばれており、チームの戦略に大きな影響を与える要素となります。

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F1 ハンガリーGPの歴史

F1ハンガリーGPは、モータースポーツの中でも特に注目されるレースの一つです。

ヨーロッパのハンガリー、ブダペスト近郊のハンガロリンクで開催されるこのGPは、多くの歴史的な瞬間やドラマを生んできました。

初期のハンガリーGP

1986年: 初開催

1986年に初めて開催されたハンガリーGPは、F1の歴史に新たなページを刻みました。

この年、ナイジェル・マンセルがウィリアムズで優勝し、ハンガリーのファンを魅了しました。

共産主義下の開催

当時、ハンガリーは共産主義国であり、西側の文化やスポーツとの交流は限られていました。

しかし、F1の開催は東西の橋渡しとなり、多くのファンや関係者がハンガリーを訪れることとなりました。

1990年代: シューマッハの時代

シューマッハの活躍

ミハエル・シューマッハは、1990年代から2000年代初頭にかけてハンガリーGPで圧倒的な強さを見せました。

彼はフェラーリで数回の優勝を果たし、ハンガリーのファンからも愛されました。

1998年: 3ピットストップ作戦

1998年のレースは、シューマッハが3ピットストップ作戦を敢行し、逆転優勝を果たす名勝負として記憶されています。

2000年代: ハミルトンの登場

ハミルトンの圧倒的な強さ

ルイス・ハミルトンは、2000年代後半からハンガリーGPでの優勝を重ね、シューマッハの記録に迫る勢いを見せました。彼のテクニックとスピードは、多くのファンを魅了しました。

2010年代: レッドブルの台頭

レッドブルの支配

2010年代に入ると、レッドブルがハンガリーGPでの優勝を重ねるようになりました。特に、セバスチャン・ベッテルマックス・フェルスタッペンは、ハンガロリンクでのレースを支配しました。

2020年代: 新たなドラマの始まり

フェルスタッペンの連覇

2022年、2023年と、マックス・フェルスタッペンが連覇を果たし、新たな歴史を刻みました。彼のアグレッシブなドライビングスタイルは、多くのファンを魅了しています。

歴代優勝者

ハンガロリンクを制したドライバーには、多くのワールドチャンピオンが名を連ねています。このサーキットで勝つことが、いかに特別な意味を持つかを示しています。

優勝ドライバーコンストラクター
1986ネルソン・ピケウィリアムズ
1987ネルソン・ピケウィリアムズ
1988アイルトン・セナマクラーレン
1989ナイジェル・マンセルフェラーリ
1990ティエリー・ブーツェンウィリアムズ
1991アイルトン・セナマクラーレン
1992アイルトン・セナマクラーレン
1993デイモン・ヒルウィリアムズ
1994ミハエル・シューマッハベネトン
1995デイモン・ヒルウィリアムズ
1996ジャック・ヴィルヌーヴウィリアムズ
1997ジャック・ヴィルヌーヴウィリアムズ
1998ミハエル・シューマッハフェラーリ
1999ミカ・ハッキネンマクラーレン
2000ミカ・ハッキネンマクラーレン
2001ミハエル・シューマッハフェラーリ
2002ルーベンス・バリチェロフェラーリ
2003フェルナンド・アロンソルノー
2004ミハエル・シューマッハフェラーリ
2005キミ・ライコネンマクラーレン
2006ジェンソン・バトンホンダ
2007ルイス・ハミルトンマクラーレン
2008ヘイキ・コバライネンマクラーレン
2009ルイス・ハミルトンマクラーレン
2010マーク・ウェバーレッドブル
2011ジェンソン・バトンマクラーレン
2012ルイス・ハミルトンマクラーレン
2013ルイス・ハミルトンメルセデス
2014ダニエル・リカルドレッドブル
2015セバスチャン・ベッテルフェラーリ
2016ルイス・ハミルトンメルセデス
2017セバスチャン・ベッテルフェラーリ
2018ルイス・ハミルトンメルセデス
2019ルイス・ハミルトンメルセデス
2020ルイス・ハミルトンメルセデス
2021エステバン・オコンアルピーヌ
2022マックス・フェルスタッペンレッドブル
2023マックス・フェルスタッペンレッドブル
2024オスカー・ピアストリマクラーレン

このリストからも分かる通り、ルイス・ハミルトンが最多勝を誇ります。彼の他にもミハエル・シューマッハやアイルトン・セナといったレジェンドたちが、このテクニカルサーキットでその才能を証明してきました。

F1 ハンガリーGPの観戦ガイド

ハンガリーGPを現地で観戦する方、テレビやネットで観戦する方向けに、観戦ガイドをご紹介します。

現地観戦

公共交通機関

  • バス: ブダペスト市内の主要なバスターミナルから、レース開催日にはチケット保有者向けのシャトルバスが運行されます。これは最も一般的で便利な方法の一つです。
  • 電車: ブダペストからの電車も利用可能ですが、最寄りの駅からサーキットまではタクシーかバスでの移動が必要です。

自動車(レンタカー)

  • ブダペスト市内からは約20kmの距離にあるハンガロリンクへのアクセスは、車での移動が便利です。駐車場もサーキット周辺に多数用意されていますが、レース開催日は混雑が予想されるため、早めの到着がおすすめです。

現地観戦のポイント

  • 天気: ハンガロリンクは天候の変化が激しいため、日焼け止めや帽子、雨具など、様々な天気に対応できるような持ち物を準備しておくと良いでしょう。
  • 耳栓: F1のエンジン音は非常に大きいため、耳栓を持参することをおすすめします。
  • 早めの到着: グッズショップの混雑や、良い観戦スポットを確保するために、早めの到着がおすすめです。
  • 移動の計画: サーキットは広いため、事前に移動ルートや観戦するエリアを計画しておくと良いでしょう。

テレビ・インターネット観戦

F1はテレビやインターネットでの観戦も可能です。

テレビやインターネットでの観戦も、多くのファンにとって魅力的な選択肢です。実際に現地に行けない場合でも、レースの臨場感を味わうことができます。

詳しい視聴方法は次の記事を参照してください。

F1 2025の視聴方法はこちら
【F1 2026】おすすめの視聴方法は?無料で見る手順も解説!
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まとめ

F1ハンガリーGPは、単なるレースではありません。ドライバーのスキル、マシンの限界、そしてチームの戦略が複雑に絡み合い、予測不能なドラマを生み出す最高の舞台です。私がこのレースに惹きつけられるのは、パワーだけでは決まらない、チェスのような知的な駆け引きがそこにあるからです。

2025年シーズン、この「壁のないモナコ」で誰が栄光を掴むのか。チャンピオンシップの行方を左右する真夏の一戦から、目が離せません。この記事を参考に、ぜひハンガリーGPの奥深い世界を堪能してください。

著者情報
シトヒ
シトヒ
ブロガー

在宅勤務の会社員
趣味・得意分野
⇨スポーツ観戦:F1、サッカー、野球
⇨テック分野が好物:AI、スマホ、通信

姉妹サイト:MotoGPマニア

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