F1 2017 ランキング結果【全レースを総まとめ】
2017年のF1世界選手権は、まさに時代の転換点を象徴するシーズンでした。私がこのシーズンを振り返ると、メルセデスの圧倒的な強さとルイス・ハミルトンの卓越したドライビングスキルが真っ先に思い浮かびます。しかし、その裏ではフェラーリとの熾烈なタイトル争いが繰り広げられ、シーズン中盤までファンを釘付けにしました。
この年はワイド&ローに進化したマシンレギュレーションの変更があり、各チームが手探りで開発を進める中で勢力図に変化が見られました。そして、日本のファンにとっては忘れられない、マクラーレンとホンダのパートナーシップが最終年を迎えたシーズンでもあります。
この記事では、2017年のF1シーズンをランキング結果と全レースのハイライトで詳しく振り返ります。
過去のF1グランプリのハイライトはこちら
F1 2017のポイントランキング
2017年シーズンは、メルセデスとフェラーリによる2強対決がシーズンを通しての大きな構図でした。ドライバーズ、コンストラクターズの両タイトルで激しい火花を散らした結果を詳しく見ていきます。
ドライバーズチャンピオン|ルイス・ハミルトン
この年のドライバーズチャンピオンシップは、メルセデスのルイス・ハミルトンが獲得しました。シーズン序盤はフェラーリのセバスチャン・ベッテルと一進一退の攻防を繰り広げ、ポイントリーダーが何度も入れ替わる展開でした。
私がシーズンのターニングポイントだと感じたのは、夏休み明けのベルギーGPからのハミルトンの3連勝です。この連勝で一気に流れを引き寄せ、ベッテルを突き放しました。アジアラウンドでのベッテルの不運なリタイアもあり、第18戦メキシコGPでハミルトンが自身4度目となるワールドチャンピオンを決定づけました。
| 順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 363 |
| 2 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 317 |
| 3 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 305 |
| 4 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 205 |
| 5 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 200 |
コンストラクターズタイトル|メルセデス
コンストラクターズチャンピオンシップは、メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツが圧倒的な強さを見せつけ、4年連続となるタイトルを獲得しました。シーズン20戦中12勝を挙げるという成績は、他チームを寄せ付けないものでした。
ハミルトンの活躍はもちろん、この年からチームに加入したバルテリ・ボッタスもシーズン3勝を挙げるなど、チームの勝利に大きく貢献しました。第17戦アメリカGPで早々とタイトルを決め、メルセデス時代の盤石さを改めて世界に示しました。
| 順位 | チーム | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | メルセデス | 668 |
| 2 | フェラーリ | 522 |
| 3 | レッドブル | 368 |
| 4 | フォース・インディア | 187 |
| 5 | ウィリアムズ | 83 |
F1 2017 全レースのハイライト
2017年シーズンは全20戦で争われました。各グランプリで繰り広げられた熱戦を、結果とともに振り返ります。
開幕戦:オーストラリアGP
新レギュレーションの幕開けとなった一戦は、フェラーリのベッテルが制しました。メルセデスの牙城を崩すシーズンの到来を予感させるレースでした。
- 開催日|2017年3月26日
- 開催地|アルバート・パーク・サーキット
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|キミ・ライコネン(フェラーリ)
- 優勝|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
第2戦:中国GP
雨がらみの難しいコンディションの中、ハミルトンがポール・トゥ・ウィンを達成しました。ポールポジション、優勝、ファステストラップをすべて記録する「グランドスラム」での圧巻の勝利でした。
- 開催日|2017年4月9日
- 開催地|上海インターナショナルサーキット
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第3戦:バーレーンGP
メルセデス移籍3戦目のボッタスがキャリア初のポールポジションを獲得。しかし決勝ではベッテルが巧みなレース運びを見せ、シーズン2勝目を挙げました。
- 開催日|2017年4月16日
- 開催地|バーレーン・インターナショナル・サーキット
- ポールポジション|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
- ファステストラップ|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 優勝|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
第4戦:ロシアGP
予選で速さを見せたフェラーリ勢を抑え、決勝ではメルセデスのボッタスが悲願のF1初優勝を飾りました。私にとっても、彼の喜びようは印象深いシーンです。
- 開催日|2017年4月30日
- 開催地|ソチ・オートドローム
- ポールポジション|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- ファステストラップ|キミ・ライコネン(フェラーリ)
- 優勝|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
第5戦:スペインGP
ハミルトンとベッテルによるシーズンを象徴するような激しい直接対決が見られました。戦略とコース上でのバトルを制したハミルトンが優勝しました。
- 開催日|2017年5月14日
- 開催地|カタルーニャ・サーキット
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第6戦:モナコGP
フェラーリが圧倒的な速さを見せ、2001年以来となるモナコでの勝利を飾りました。ライコネンが9年ぶりのポールポジションを獲得するも、決勝はベッテルが制し1-2フィニッシュを達成しました。
- 開催日|2017年5月28日
- 開催地|モンテカルロ市街地コース
- ポールポジション|キミ・ライコネン(フェラーリ)
- ファステストラップ|セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
- 優勝|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
第7戦:カナダGP
ハミルトンが、自身のアイドルであるアイルトン・セナに並ぶキャリア65回目のポールポジションを獲得。決勝も圧勝し、通算6度目のカナダGP制覇を成し遂げました。
- 開催日|2017年6月11日
- 開催地|ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第8戦:アゼルバイジャンGP
アクシデントが多発する大荒れのレース展開となりました。ハミルトンとベッテルの接触など波乱が続く中、レッドブルのリカルドが混乱を乗り切り、大逆転優勝を飾りました。
- 開催日|2017年6月25日
- 開催地|バクー市街地コース
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- 優勝|ダニエル・リカルド(レッドブル)
第9戦:オーストリアGP
ボッタスがポールポジションから完璧なスタートを決め、そのまま逃げ切りシーズン2勝目を挙げました。終盤に猛追するベッテルを僅差で抑え込む見事な走りでした。
- 開催日|2017年7月9日
- 開催地|レッドブル・リンク
- ポールポジション|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
- ファステストラップ|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 優勝|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
第10戦:イギリスGP
ハミルトンが母国グランプリで他を圧倒するパフォーマンスを披露。ポール・トゥ・ウィンとファステストラップを記録し、キャリア5度目のイギリスGP優勝を果たしました。
- 開催日|2017年7月16日
- 開催地|シルバーストン・サーキット
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第11戦:ハンガリーGP
夏休み前最後のレースは、フェラーリが1-2フィニッシュで締めくくりました。マクラーレン・ホンダのアロンソがファステストラップを記録し、ファンを沸かせた一戦です。
- 開催日|2017年7月30日
- 開催地|ハンガロリンク
- ポールポジション|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- ファステストラップ|フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
- 優勝|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
第12戦:ベルギーGP
夏休み明けの初戦は、ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで勝利。ベッテルの追撃を振り切り、チャンピオンシップ争いで重要な一勝を手にしました。
- 開催日|2017年8月27日
- 開催地|スパ・フランコルシャン
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第13戦:イタリアGP
フェラーリのホームレース「ティフォシ」の大観衆の前で、メルセデスのハミルトンが完勝。この勝利で、ついにドライバーズランキングのトップに浮上しました。
- 開催日|2017年9月3日
- 開催地|モンツァ・サーキット
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|ダニエル・リカルド(レッドブル)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第14戦:シンガポールGP
スタート直後にベッテル、ライコネン、フェルスタッペンが絡む多重クラッシュが発生。この混乱をすり抜けたハミルトンが、まさかの勝利を手にし、タイトル争いで大きくリードを広げました。
- 開催日|2017年9月17日
- 開催地|マリーナベイ市街地コース
- ポールポジション|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- ファステストラップ|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第15戦:マレーシアGP
この年で最後の開催となったマレーシアGP。レッドブルのフェルスタッペンが力強い走りでハミルトンをオーバーテイクし、シーズン初優勝を飾りました。
- 開催日|2017年10月1日
- 開催地|セパン・インターナショナル・サーキット
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- 優勝|マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
第16戦:日本GP
ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで鈴鹿初制覇。一方、タイトルを争うベッテルはマシントラブルにより無念のリタイアとなり、チャンピオンシップの行方がほぼ決定的になりました。
- 開催日|2017年10月8日
- 開催地|鈴鹿サーキット
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第17戦:アメリカGP
ハミルトンが優勝し、メルセデスはこのレースでコンストラクターズタイトルを確定させました。終盤のフェルスタッペンのペナルティなど、見どころの多いレースでした。
- 開催日|2017年10月22日
- 開催地|サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
- ポールポジション|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- ファステストラップ|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- 優勝|ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第18戦:メキシコGP
スタート直後の接触でハミルトンとベッテルがともに後退する波乱の展開。レースはフェルスタッペンが制しましたが、9位でフィニッシュしたハミルトンがワールドチャンピオンに輝きました。
- 開催日|2017年10月29日
- 開催地|エルマノス・ロドリゲス・サーキット
- ポールポジション|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- ファステストラップ|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
- 優勝|マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
第19戦:ブラジルGP
予選でクラッシュしピットレーンスタートとなったハミルトンが、驚異の追い上げで4位入賞。レースはベッテルがポールシッターのボッタスをスタートで抜き去り、優勝しました。
- 開催日|2017年11月12日
- 開催地|インテルラゴス・サーキット
- ポールポジション|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
- ファステストラップ|マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- 優勝|セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
第20戦:アブダビGP
シーズンの最終戦は、メルセデスのボッタスがポール・トゥ・ウィンで有終の美を飾りました。大きな波乱はなく、2017年シーズンは静かに幕を閉じました。
- 開催日|2017年11月26日
- 開催地|ヤス・マリーナ・サーキット
- ポールポジション|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
- ファステストラップ|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
- 優勝|バルテリ・ボッタス(メルセデス)
F1 2017のアーカイブ視聴方法

過去のF1シーズンをもう一度振り返りたい場合、いくつかの方法でレース映像を楽しむことができます。
ここでは、F1公式のストリーミングサービス「F1 TV」、DVDやBlu-rayで視聴する方法を詳しく解説します。
F1 TV Pro
「F1 TV Pro」は、F1 TVの上位プランで、ライブ配信やさらに充実したコンテンツを提供しています。
特徴
- 過去の全レースだけでなく、現在のシーズンのレースもライブで視聴可能。
- 各ドライバーのオンボードカメラ映像や無線通信もリアルタイムで楽しめます。
- 地域によって提供されている機能が異なるため、日本からの利用には工夫が必要です。
利用方法
- 登録方法:
- F1 TV公式サイトからF1 TV Proにサインアップします。
- 日本では利用制限があるため、VPNを利用して海外サーバー経由でアクセスします。
- 料金プラン:
- 月額約10ドル~12ドル。
- 年額プランは約80ドル~100ドルで割安。
- 視聴環境:
- スマートテレビやストリーミングデバイス(Fire TV Stickなど)でも利用可能。
VPNの活用方法
通常、F1 TV Proアプリは国内からアクセスすると、配信権の関係で制限がかかり、利用できません。
制限を解除するには、VPNでF1 TV Proにアクセスする方法を参照してください。
- 手順:
- VPNアプリをインストール。
- 利用したい地域(例:アメリカ、イギリス)のサーバーに接続。
- F1 TV Proにアクセスし、視聴を開始。
メリットとデメリット
- メリット:
- ライブ配信やオンデマンドで多彩なコンテンツを楽しめる。
- ドライバーのオンボード映像や無線通信で臨場感を味わえる。
- デメリット:
- 日本での直接契約ができないため、VPNを利用する必要がある。
- VPNのコストが追加で発生する。
DVD・Blu-ray
F1の過去シーズンをじっくり楽しむには、DVDやBlu-rayの総集編が最適です。
特徴
- 高画質な映像で当時のレースを楽しむことができます。
- 日本語対応なので、初心者にも安心。
- レース全体の流れをダイジェスト形式で観られるため、短時間でシーズンを振り返ることが可能です。
入手方法
- オンラインストア:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できます。
- 価格帯:通常は3,000円~5,000円程度ですが、廃盤商品はプレミア価格になる場合もあります。
- 商品例:
- 「FIA F1 世界選手権 総集編」
- 完全日本語版が存在し、実況や解説が分かりやすく編集されています。
メリットとデメリット
- メリット:
- コレクション性が高く、ファンにとっては貴重なアイテム。
- インターネット環境がなくても視聴可能。
- デメリット:
- 購入にコストがかかる。
- 入手できるレース映像は主に総集編で、全ラップの視聴はできません。
まとめ
2017年のF1は、ルイス・ハミルトンとメルセデスがその強さを見せつけたシーズンでした。しかし、シーズン中盤まではセバスチャン・ベッテルとフェラーリが互角以上の戦いを見せ、タイトル争いを大いに盛り上げてくれました。
ワイド&ローの新規定マシンは迫力あるバトルを生み出し、レッドブルの若き才能マックス・フェルスタッペンの台頭や、中団チームの激しい争いも見逃せません。私にとって、マクラーレン・ホンダの挑戦が最後となったことも、このシーズンを特別なものにしています。この記事が、2017年という記憶に残るシーズンを振り返る一助となれば幸いです。
