F1 1999 ランキング結果【全レースを総まとめ】
1999年のF1シーズンは、私が長年見てきた中でも特にドラマチックで、最後まで目の離せないシーズンの一つです。
マクラーレンのミカ・ハッキネンとフェラーリのエディ・アーバインによる熾烈なチャンピオン争いは、最終戦の日本グランプリまでもつれ込みました。ミハエル・シューマッハの戦線離脱というアクシデントがありながらも、チーム一丸となって戦うフェラーリの姿も印象的でした。
この記事では、そんな激動の1999年F1シーズンを、各レースの結果とともに詳しく振り返ります。
過去のF1グランプリのハイライトはこちら
F1 1999のポイントランキング

1999年シーズンは、ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルがそれぞれ異なるチームの手に渡るという、まさに総力戦の結果を象徴する年でした。
ここでは、その最終的なポイントランキングを紹介します。
ドライバーズチャンピオン|ミカ・ハッキネン
この年のドライバーズチャンピオンに輝いたのは、マクラーレン・メルセデスのミカ・ハッキネンです。シーズン序盤から圧倒的な速さを見せつけましたが、マシントラブルに泣かされるレースも多く、決して楽な道のりではありませんでした。最大のライバルであるミハエル・シューマッハがイギリスGPでのクラッシュにより戦線を離脱した後は、フェラーリのエースとなったエディ・アーバインと一進一退の攻防を繰り広げます。最終戦の鈴鹿で、ハッキネンは完璧なレース運びで優勝し、見事に2年連続のワールドチャンピオンを獲得しました。彼の冷静沈着なドライビングと、プレッシャーを跳ねのける精神力は本物です。
| 順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | ミカ・ハッキネン | マクラーレン | 76 |
| 2 | エディ・アーバイン | フェラーリ | 74 |
| 3 | ハインツ=ハラルド・フレンツェン | ジョーダン | 54 |
| 4 | デビッド・クルサード | マクラーレン | 48 |
| 5 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 44 |
| 6 | ラルフ・シューマッハ | ウィリアムズ | 35 |
| 7 | ルーベンス・バリチェロ | スチュワート | 21 |
| 8 | ジョニー・ハーバート | スチュワート | 15 |
| 9 | ジャンカルロ・フィジケラ | ベネトン | 13 |
| 10 | ミカ・サロ | フェラーリ/BAR | 10 |
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コンストラクターズタイトル|フェラーリ
コンストラクターズタイトルは、スクーデリア・フェラーリが獲得しました。1983年以来、実に16年ぶりとなる悲願のタイトルです。
シーズン途中でエースのミハエル・シューマッハを欠くという絶体絶命のピンチに陥りましたが、エディ・アーバインがチームを牽引し、代役のミカ・サロも見事なサポート役を果たしました。特に、シューマッハが復帰したマレーシアGPで見せた完璧なチームプレーは、フェラーリの組織力の高さを証明しています。
ドライバーズタイトルは逃したものの、チームとしての総合力でマクラーレンを上回り、長年の無冠時代に終止符を打ちました。
| 順位 | コンストラクター | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | フェラーリ | 128 |
| 2 | マクラーレン・メルセデス | 124 |
| 3 | ジョーダン・無限ホンダ | 61 |
| 4 | スチュワート・フォード | 36 |
| 5 | ウィリアムズ・スーパーテック | 35 |
| 6 | ベネトン・プレイライフ | 16 |
| 7 | プロスト・プジョー | 9 |
| 8 | ザウバー・ペトロナス | 5 |
| 9 | アロウズ | 1 |
| 10 | ミナルディ・フォード | 1 |
F1 1999 全レースのハイライト

1999年シーズンは、以下の特徴的な出来事がありました。
- ミカ・ハッキネンがシーズン2度目のドライバーズチャンピオンに輝く。
- エディ・アーバインがシューマッハ不在のフェラーリを支え、コンストラクターズタイトルを獲得。
- ジョーダンのハインツ=ハラルド・フレンツェンがチャンピオン争いに食い込む。
- ルーベンス・バリチェロとジョニー・ハーバートがスチュワートチームを支え、ヨーロッパGPで初優勝を果たす。
では、各レースの詳細なハイライトを見ていきましょう。
開幕戦:オーストラリアGP
シーズン開幕戦はオーストラリアのメルボルンで開催されました。
予選から激しいバトルが繰り広げられ、エディ・アーバインが自身初の優勝を果たし、シーズンを華々しくスタートさせました。
- 開催地: メルボルン(アルバート・パーク・サーキット)
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
- 優勝: エディ・アーバイン(フェラーリ)
第2戦:ブラジルGP
ブラジルGPでは、ミカ・ハッキネンがシーズン初勝利を挙げました。
マクラーレンの信頼性が試される中で、彼は終始リードを保ち、圧倒的なスピードを見せました。
- 開催地: インテルラゴス
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- 優勝: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
第3戦:サンマリノGP
サンマリノGPでは、フェラーリのミハエル・シューマッハがシーズン初勝利を挙げ、タイトル争いに名乗りを上げました。
- 開催地: イモラ(エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキット)
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
- 優勝: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
第4戦:モナコGP
狭くテクニカルなモナコの市街地コースで、シューマッハが再び勝利を手にし、フェラーリの勢いを加速させました。
- 開催地: モナコ(モンテカルロ市街地コース)
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- 優勝: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
第5戦:スペインGP
スペインGPではハッキネンが再びポールポジションからスタートし、今季2勝目を挙げました。
- 開催地: バルセロナ(カタルーニャ・サーキット)
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
- 優勝: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
第6戦:カナダGP
カナダGPでは、ハッキネンがファステストラップを記録しましたが、アーバインが巧みな戦略で優勝を手にしました。
- 開催地: モントリオール(ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット)
- ポールポジション: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
- ファステストラップ: エディ・アーバイン(フェラーリ)
- 優勝: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
第7戦:フランスGP
フランスGPは、ハインツ=ハラルド・フレンツェンが雨の中で見事な勝利を収め、ジョーダン・チームに大きな勢いをもたらしました。
- 開催地: マニクール
- ポールポジション: ルーベンス・バリチェロ(スチュワート)
- ファステストラップ: デビッド・クルサード(マクラーレン)
- 優勝: ハインツ=ハラルド・フレンツェン(ジョーダン)
第8戦:イギリスGP
シルバーストンでのイギリスGPでは、デビッド・クルサードがホームグランプリでの勝利を飾り、マクラーレンにとって重要な勝利をもたらしました。
- 開催地: シルバーストン
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- 優勝: デビッド・クルサード(マクラーレン)
第9戦:オーストリアGP
オーストリアGPでは、アーバインが2勝目を挙げ、タイトル争いをリードする重要な勝利を手にしました。
- 開催地: A1リンク
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- 優勝: エディ・アーバイン(フェラーリ)
第10戦:ドイツGP
ドイツGPでもアーバインが連勝を飾り、フェラーリにとって重要なポイントを獲得しました。
- 開催地: ホッケンハイムリンク
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: デビッド・クルサード(マクラーレン)
- 優勝: エディ・アーバイン(フェラーリ)
第11戦:ハンガリーGP
ハンガリーGPでは、ハッキネンが再び勝利を手にし、タイトル争いでリードを広げました。
- 開催地: ハンガロリンク
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: デビッド・クルサード(マクラーレン)
- 優勝: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
第12戦:ベルギーGP
スパ・フランコルシャンでのベルギーGPでは、クルサードが優勝し、再びマクラーレンに勝利をもたらしました。
- 開催地: スパ・フランコルシャン
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- 優勝: デビッド・クルサード(マクラーレン)
第13戦:イタリアGP
モンツァでのイタリアGPでは、フレンツェンが再び勝利し、タイトル争いに復帰しました。
- 開催地: モンツァ
- ポールポジション: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- ファステストラップ: ラルフ・シューマッハ(ウィリアムズ)
- 優勝: ハインツ=ハラルド・フレンツェン(ジョーダン)
第14戦:ヨーロッパGP
ニュルブルクリンクでのヨーロッパGPでは、ジョニー・ハーバートがスチュワートに初勝利をもたらし、シーズン後半の大きなトピックとなりました。
- 開催地: ニュルブルクリンク
- ポールポジション: ハインツ=ハラルド・フレンツェン(ジョーダン)
- ファステストラップ: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
- 優勝: ジョニー・ハーバート(スチュワート)
第15戦:マレーシアGP
シーズン初開催のマレーシアGPでは、シューマッハがアーバインをサポートし、フェラーリが強さを見せました。
- 開催地: セパン・インターナショナル・サーキット
- ポールポジション: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
- ファステストラップ: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
- 優勝: エディ・アーバイン(フェラーリ)
第16戦:日本GP
シーズン最終戦の日本GPでは、ハッキネンが見事な走りで優勝し、2年連続のドライバーズチャンピオンを獲得しました。
- 開催地: 鈴鹿
- ポールポジション: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
- ファステストラップ: ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
- 優勝: ミカ・ハッキネン(マクラーレン)
F1 1999のアーカイブ視聴方法

過去のF1シーズンをもう一度振り返りたい場合、いくつかの方法でレース映像を楽しむことができます。
ここでは、F1公式のストリーミングサービス「F1 TV」、DVDやBlu-rayで視聴する方法を詳しく解説します。
F1 TV Pro
「F1 TV Pro」は、F1 TVの上位プランで、ライブ配信やさらに充実したコンテンツを提供しています。
特徴
- 過去の全レースだけでなく、現在のシーズンのレースもライブで視聴可能。
- 各ドライバーのオンボードカメラ映像や無線通信もリアルタイムで楽しめます。
- 地域によって提供されている機能が異なるため、日本からの利用には工夫が必要です。
利用方法
- 登録方法:
- F1 TV公式サイトからF1 TV Proにサインアップします。
- 日本では利用制限があるため、VPNを利用して海外サーバー経由でアクセスします。
- 料金プラン:
- 月額約10ドル~12ドル。
- 年額プランは約80ドル~100ドルで割安。
- 視聴環境:
- スマートテレビやストリーミングデバイス(Fire TV Stickなど)でも利用可能。
VPNの活用方法
通常、F1 TV Proアプリは国内からアクセスすると、配信権の関係で制限がかかり、利用できません。
制限を解除するには、VPNでF1 TV Proにアクセスする方法を参照してください。
- 手順:
- VPNアプリをインストール。
- 利用したい地域(例:アメリカ、イギリス)のサーバーに接続。
- F1 TV Proにアクセスし、視聴を開始。
メリットとデメリット
- メリット:
- ライブ配信やオンデマンドで多彩なコンテンツを楽しめる。
- ドライバーのオンボード映像や無線通信で臨場感を味わえる。
- デメリット:
- 日本での直接契約ができないため、VPNを利用する必要がある。
- VPNのコストが追加で発生する。
DVD・Blu-ray
F1の過去シーズンをじっくり楽しむには、DVDやBlu-rayの総集編が最適です。
特徴
- 高画質な映像で当時のレースを楽しむことができます。
- 日本語対応なので、初心者にも安心。
- レース全体の流れをダイジェスト形式で観られるため、短時間でシーズンを振り返ることが可能です。
入手方法
- オンラインストア:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで購入できます。
- 価格帯:通常は3,000円~5,000円程度ですが、廃盤商品はプレミア価格になる場合もあります。
- 商品例:
- 「FIA F1 世界選手権 総集編」
- 完全日本語版が存在し、実況や解説が分かりやすく編集されています。
メリットとデメリット
- メリット:
- コレクション性が高く、ファンにとっては貴重なアイテム。
- インターネット環境がなくても視聴可能。
- デメリット:
- 購入にコストがかかる。
- 入手できるレース映像は主に総集編で、全ラップの視聴はできません。
まとめ

1999年のF1シーズンは、ミカ・ハッキネンとエディ・アーバインによるドライバーズタイトルを巡る激闘、そしてミハエル・シューマッハの離脱という困難を乗り越えたフェラーリの16年ぶりとなるコンストラクターズタイトル獲得という、二つの大きな物語が交錯した歴史的な年でした。
ジョーダンやスチュワートといった中堅チームの活躍もシーズンを大いに盛り上げました。最終戦の鈴鹿まで続いた緊迫感と、決着の瞬間のカタルシスは、今でも鮮明に記憶に残っています。
まさにF1の魅力が凝縮された、忘れられないシーズンの一つです。
